2025/1/22

【論文出版】乳児期の受動喫煙とアレルギー疾患発症の関連について

小児科の茂原先生らとの共著論文が出版されました。21世紀出生児縦断調査(2010年出生児)のデータを用いて、生後6ヶ月時点での両親の喫煙習慣と5.5歳までのアレルギー疾患発症との関連を検討した結果、母親の喫煙は子どものアレルギー性鼻炎・結膜炎の発症リスクを有意に上昇させ、特に父親も喫煙している場合には、気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などの発症リスクがさらに上昇することが明らかになりました。この結果は、家庭内での両親の禁煙が子どものアレルギー疾患予防に重要であることを示唆しています。

Shigehara K, Matsumoto N, Tsuge M, Uda K, Saito Y, Yashiro M, Yorifuji T, Ikeda M, Tsukahara H.
Maternal smoking during infancy increases the risk of allergic diseases in children: a nationwide longitudinal survey in Japan
Allergy Asthma Clin Immunol. 2025 Jan;21(1):4. doi: 10.1186/s13223-025-00952-9

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