2024/5/22

【論文出版】小児中耳炎の疫学調査:肺炎球菌ワクチン前後の縦断調査

21世紀出生児縦断調査(2001年と2010年出生児)のデータを活用し、それぞれのコホートの9歳までの期間有病割合・初回中耳炎罹患の累積発症割合、2001年と2010年の中耳炎のリスクについて調査を行いました。その結果、2001年に比べて2010年では幼少期では中耳炎のリスクが高くなっていましたが、4.5歳以降は中耳炎のリスクは減少傾向となっていました。この結果は2010年に導入開始された肺炎球菌ワクチンによる影響を反映していると考察しています。

Uraguchi K, Matsumoto N, Mitsuhashi T, Takao S, Makihara S, Ando M, Yorifuji T. Pediatric otitis media in Japan: A nationwide longitudinal study of the pre- and post-pneumococcal conjugate vaccine eras born in 2001 and 2010. Vaccine. 2024 May 16:S0264-410X(24)00567-X. doi: 10.1016/j.vaccine.2024.05.020.

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