2024/3/15

【論文出版】過去の感染歴やワクチン追加接種回数と新型コロナウイルス抗体価の関連

新型コロナウイルス感染症に関する備前市プロジェクト(BCAT)の論文がScientific Reportsに掲載されました。本研究では、オミクロン株流行下において、過去の感染歴やワクチンの追加接種回数が抗体価の推移にどのように影響するかを前向きに調査し、個別化したブースター戦略の重要性を示しました。過去に感染した経験のある人は1年以上にわたって高い抗体価を維持し、ワクチンの追加接種回数が多いほど抗体価の初期値が高く、減衰も緩やかでした。性別、年齢、疾患、喫煙歴は接種直後の抗体価に影響していましたが、減衰にはあまり関連していませんでした。
調査にご協力いただいた備前市の皆様にお礼を申し上げます。

Matsumoto N, Sasaki A, Kadowaki T, Mitsuhashi T, Takao S, Yorifuji T.
Longitudinal antibody dynamics after COVID-19 vaccine boosters based on prior infection status and booster doses. Sci Rep. 2024 Feb 25;14(1):4564. doi: 10.1038/s41598-024-55245-9.

→本論文へのリンク

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