2023/4/5

【論文出版】救命救急科の稲葉先生らとの共著論文出版のお知らせ

救命救急科の稲葉先生らとの共著論文が出版されました。救急外来を受診して直接ICUに入院した65歳以上の高齢患者を対象に、フレイルと入院6か月後の死亡率との関連を評価しました。病気前のベースラインのClinical Frailty Scale(CFS)スコアを決定し、入院6ヵ月後に調査を実施しました。調査に参加した650人の患者のうち、年齢の中央値は79歳で、6ヶ月後の全死亡率は21%でした。CFS 1の患者は6.2%、CFS 7以上の患者は42.9%と、入院後 6 ヵ月の QOL は、ベースラインの CFS スコアが高いほど悪化するという結果でした。CFS は,緊急入院を必要とする重症高齢患者の長期転帰の重要な予測因子であることが分かりました。

Inaba M, Naito H, Yorifuji T, Nakamichi C, Maeyama H, Ishikawa H, Shime N, Uemori S, Ishihara S, Takaoka M, Ohtsuka T, Harada M, Nozaki S, Kohama K, Sakurai R, Sato S, Muramatsu S, Yamashita K, Mayumi T, Aita K, Nakao A; the LIFE Study Investigators.
Impact of frailty on long-term mortality in older patients receiving intensive care via the emergency department.
Sci Rep. 2023 Apr 3;13(1):5433. doi: 10.1038/s41598-023-32519-2.PMID: 37012346

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