2021/12/29
【論文出版】高齢者大腿骨遠位部骨折手術患者における早期手術と術後成績の関連についての原著論文
9678人の高齢者を対象に、入院後2日以内手術群を早期手術、3日以降を晩期手術の2群に分けて、手術時期と術後成績の関連をpropensity score matchingの解析手法を用いて評価しました。結果は入院後30日死亡では2群間に差はありませんでした。一方で早期手術群が晩期手術群に比べて、術後合併症が少なく、入院期間が短く、入院費用が少なかったです。今回の結果から、高齢者大腿骨遠位部骨折においても、高齢者大腿骨近位部骨折と同様に、早期手術が良好な術後成績に関連していることが分かりました。今回の研究は、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻臨床疫学・経済学の康永教授のご指導の下、DPCデータベースを活用した研究になります。
Yamamoto N, Ohbe H, Tomita Y, Yorifuji T, Nakajima M, Sasabuchi Y, Miyamoto Y, Matsui H, Noda T, Yasunaga H. Associations between Early Surgery and Postoperative Outcomes in Elderly Patients with Distal Femur Fracture: A Retrospective Cohort Study. J Clin Med. 2021 Dec 11;10(24):5800. doi: 10.3390/jcm10245800.
本論文へのリンク
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Yamamoto N, Ohbe H, Tomita Y, Yorifuji T, Nakajima M, Sasabuchi Y, Miyamoto Y, Matsui H, Noda T, Yasunaga H. Associations between Early Surgery and Postoperative Outcomes in Elderly Patients with Distal Femur Fracture: A Retrospective Cohort Study. J Clin Med. 2021 Dec 11;10(24):5800. doi: 10.3390/jcm10245800.
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