2009/11/24

水俣病における臍帯メチル水銀濃度が語りかけるものに関する論文掲載のお知らせ

水俣病において、臍帯メチル水銀濃度が何を語りかけているのか、またそれが水俣病の歴史と合致するのかを検証した論文が、Science of the Total Environment誌に掲載されました。本研究は、メチル水銀の曝露を受けた不知火海周辺4地域で集められた臍帯メチル水銀濃度を時間的・地理的に評価した所、その分布が既知の水俣病の歴史と合致していることを示しました。また、水俣病を、地域で起こった曝露が子宮の環境を汚染していることを示した事例だと紹介しています。

What has methylmercury in umbilical cords told us? – Minamata disease –.
Yorifuji T, Kashima S, Tsuda T, Harada M.
(Science of the Total Environment. 2009; 408: 272-276)

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