2014/2/7
日本における早産と低出生体重児のトレンドに関する論文掲載のお知らせ
最近、乳児死亡率が減少しているにも関わらず、早産と低出生体重児が増加している背景を受け、増加に寄与する要因の検討を行いました。また、海外の研究と同じく、産科的介入がこれらの増加に寄与している場合、産科的介入が新生児の出生児のアウトカム(アプガースコア、血液ガス、NICU入院)にどのように影響を与えているかを検討しました。結果として、早産、特に医療的介入を受けて産まれた早産が増加しており、早産の増加と低出生児の増加とも産科的介入の変化によって一番説明されていました。増加が見られる反面、出生時のアウトカムは悪くはなっていませんでした。今後、産科的介入によって生まれた児のアウトカムの追跡、早産児のアウトカムの追跡が必要になると思われます。
Yorifuji T, Naruse H, Kashima S, Murakoshi T, Kato T, Inoue S, Doi H, Kawachi I. Trends of preterm birth and low birth weight in Japan: a one hospital-based study. BMC Pregnancy Childbirth. 2012 Dec 26;12:162.
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Yorifuji T, Naruse H, Kashima S, Murakoshi T, Kato T, Inoue S, Doi H, Kawachi I. Trends of preterm birth and low birth weight in Japan: a one hospital-based study. BMC Pregnancy Childbirth. 2012 Dec 26;12:162.
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