2012/3/16
幹線道路近傍への居住と胎盤・出生児体重比に関する論文出版のお知らせ
大気汚染曝露が早産や低出生体重児のリスクを上昇させると考えられています。今回は、そのような状況の中、大きな道路近傍に居住している母親とそうでない母親の(胎盤輸送機能のマーカーとしての)胎盤・出生児体重比の違いを検討いたしました。結果として、大きな道路近傍の居住者の方が胎盤・出生児体重比が大きくなっていました。また、この関係は、道路に近く居住するほど強くなっていました。胎盤の酸素や栄養素の輸送機能が障害されることが、大気汚染と早産や低出生体重児のメカニズムを説明する要因の一つかもしれません。
Yorifuji T, Naruse H, Kashima S, Murakoshi T, Tsuda T, Doi H, Kawachi I.
Residential proximity to major roads and placenta/birth weight ratio.
Science of the Total Environment 2012;414:98-102
→ 本論文へのリンク
Yorifuji T, Naruse H, Kashima S, Murakoshi T, Tsuda T, Doi H, Kawachi I.
Residential proximity to major roads and placenta/birth weight ratio.
Science of the Total Environment 2012;414:98-102
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