2024/5/27

【論文出版】救命救急科の中村先生らとの共著論文

救命救急科の中村先生らとの共著論文が出版されました。

Nakamura S, Nojima T, Obara T, Hongo T, Yumoto T, Yorifuji T, Nakao A, Naito H.
Impact of sex of bystanders who perform cardiopulmonary resuscitation on return of spontaneous circulation in out-of-hospital cardiac arrest patients: A retrospective, observational study.

Resusc Plus. 2024 May 14:18:100659. doi: 10.1016/j.resplu.2024.100659. eCollection 2024 Jun.
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2024/5/22

【論文出版】小児中耳炎の疫学調査:肺炎球菌ワクチン前後の縦断調査

21世紀出生児縦断調査(2001年と2010年出生児)のデータを活用し、それぞれのコホートの9歳までの期間有病割合・初回中耳炎罹患の累積発症割合、2001年と2010年の中耳炎のリスクについて調査を行いました。その結果、2001年に比べて2010年では幼少期では中耳炎のリスクが高くなっていましたが、4.5歳以降は中耳炎のリスクは減少傾向となっていました。この結果は2010年に導入開始された肺炎球菌ワクチンによる影響を反映していると考察しています。

Uraguchi K, Matsumoto N, Mitsuhashi T, Takao S, Makihara S, Ando M, Yorifuji T. Pediatric otitis media in Japan: A nationwide longitudinal study of the pre- and post-pneumococcal conjugate vaccine eras born in 2001 and 2010. Vaccine. 2024 May 16:S0264-410X(24)00567-X. doi: 10.1016/j.vaccine.2024.05.020.

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2024/5/17

研究実施のお知らせ「岡山市の幼児健診及び産婦健診における新型コロナウイルス感染症の影響に関する分析」

岡山市にて幼児健診、産婦健診を受診された方およびそのご家族の方へ
―「岡山市の幼児健診及び産婦健診における新型コロナウイルス感染症の影響に関する分析」
へご協力のお願い―

研究機関名 岡山大学
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志

1) 研究の背景および目的
新型コロナウイルス感染症ならびにその感染症対策の影響として、行動制限による人との交流の減少など、子どもの発達への影響や産後うつの増加が懸念されていますが、実態についての研究報告は十分ではありません。本研究は岡山市保健所からの委託を受けて、岡山市における幼児健診及び産婦健診のデータを用いて、幼児の発達や発育に関する指標(言語発達、肥満など)や産後うつの割合等について経時的な変化をみることで、新型コロナウイルス感染症の影響について現状を分析し、関連するリスクを検討することで、疫学的な知見を提供することを目的としています。

2) 研究対象者
2014年4月1日~2024年3月31日(予定)に岡山市にて幼児健診(1歳6か月児健診、3歳児健診)を受診した方(約11万名)、また2019年4月1日~2024年3月31日(予定)に岡山市にて産婦健診を受診した方(約2万5,000名)を研究対象とします。

3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2026年3月31日

4) 研究方法
岡山市にて1歳6か月児健診もしくは3歳児健診を受診した児を対象とし、言語発達要観察継続児の割合や肥満等の各種発育発達指標を時系列で記述し、新型コロナウイルス感染症発生後の変化について分析します。また、産後うつについては、産後のEPDS (エジンバラ産後うつ病質問票:Edinburgh Postnatal Depression Scale)合計点数が、30点中9点以上もしくは質問10番が1点以上を陽性とし、EPDS陽性者の割合を時系列で記述し、新型コロナウイルス感染症発生後の変化について分析する予定です。また、関連するリスク要因等についても検討を行う予定です。

5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、以下の情報を使用させていただきます。データは、岡山保健所にて、既に氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除され、個人が特定できない状態になっています。
1)幼児健診(1歳6か月児健診、3歳児健診)受診者の情報:性別、年齢、既往歴、育児環境、発達状況など
2)産婦健診受診者の情報:母年齢、妊娠届時の情報、出生順位、EPDS (エジンバラ産後うつ病質問票:Edinburgh Postnatal Depression Scale)合計点数など

6) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学衛生学分野内で保存させていただきます。電子情報は、パスワード等で制御されたコンピューターに保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。

7) 研究計画書および個人情報の開示
ご本人のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
この研究は氏名、生年月日など個人を直ちに特定できるデータをわからない形にして、論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
研究内容について、分かりにくい点やご質問等がありましたら下記の連絡先まで遠慮なくお問い合わせください。

<問い合わせ・研究への利用を拒否する場合の連絡先>
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7170(平日:9時~18時)

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2024/5/16

研修会事前案内ページ

6月28日 札幌研修会

研修会内で事例をとりあげて欲しい場合は、以下からフォームをダウンロードのうえ、Peatixメッセージでご案内したメールアドレスまで添付でお送りください。

2024版:事例共有シート(フォーム)


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2024/5/4

【論文出版】オミクロン株流行期における抗体価と新型コロナウイルス感染の関連

備前市在住者または市内に所在する団体に在籍する1,899人の成人を対象に、2022年6月から2023年3月までの間、SARS-CoV-2に対する抗体価を2ヵ月ごとに繰り返し測定しました。各抗体測定日の抗体価と測定から2ヵ月以内の感染リスクとの関連を評価し、抗体価が高いほど感染のリスクは低い傾向にあることがわかりました。

Kadowaki T, Sasaki A, Matsumoto N, Mitsuhashi T, Hagiya H, Takao S, Yorifuji T.
Antibody titers and the risk of infection during the SARS-CoV-2 Omicron phase in Bizen City, Japan
J Infect Dis. 2024 Apr 24:jiae207. doi: 10.1093/infdis/jiae207. Online ahead of print.
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