2024/2/28

備前市新型コロナウイルス抗体検査事業・2023年度結果報告

2022年度に実施した「備前市新型コロナウイルス感染症抗体検査事業」に引き続き、備前市内に所在する団体に在籍する成人の方を対象として、新型コロナウイルスに対する抗体検査を実施しました。2023年11月と2024年1月の全2回、静脈血採血により採取した血液を用いて抗S抗体と抗N抗体を測定し、個人の抗体価の経時的変化と参加者の抗S抗体と抗N抗体の保有割合を評価しました。

詳細はこちらをご覧ください。
2023年度備前抗体検査中間報告

「備前市と国立大学法人岡山大学との連携・協力協定」のもと、2022年度より実施している本事業は、2023年度を以て終了いたします。
調査にご協力いただいた関係者の皆様、大変ありがとうございました。

実施窓口 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野
電話番号 086-235-7177
備前市担当 備前市保健福祉部保健課健康係 0869-64-1820
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2024/2/19

【論文出版】COVID-19クラスターが発生した高齢者施設における抗体価の経時的変化

COVID-19クラスターが発生した高齢者施設において、抗体価検査を行った171人を対象とし、抗体価の経時的変化を評価しました。また抗体価と感染リスク、重症化との関連を評価しました。施設では、研究期間中に施設職員が最初の感染源となるクラスターが2回発生し、非感染者は感染者よりも抗体価のばらつきが少なく、クラスター発生前の抗体価が高い傾向にありました。また、抗体価が高い参加者の感染リスクおよび重症度は低い傾向にありました。

Kadowaki T, Sasaki A, Matsumoto N, Mitsuhashi T, Takao S, Yorifuji T.
Longitudinal changes in antibody titers in a nursing home in which COVID-19 clusters occurred
Am J Infect Control. 2024 Feb 14:S0196-6553(24)00063-4. doi: 10.1016/j.ajic.2024.02.006. Online ahead of print.

→本論文へのリンク
どうぞご覧ください。

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【論文出版】極早産児における呼吸管理の重症度と神経発達の関連

極早産児における呼吸管理の重症度と神経発達の関連を調査した研究が、American Journal of Perinatology誌に掲載されました。本研究は国立岡山医療センター新生児科の玉井圭先生との共同研究です。2010年から2019年までの期間に岡山医療センターの新生児集中治療室に入院した極早産児のデータを分析し、高い呼吸重症度(RSS)は出生直後の神経発達障害のリスク増加と関連していることが示唆されました。

Tamai K, Takeuchi A, Nakamura M, Matsumoto N, Yorifuji T, Kageyama M.
Respiratory severity score and neurodevelopmental outcomes at age 3 years in extremely preterm infants. Am J Perinatol. 2024 Feb 13. doi: 10.1055/a-2267-4719.

→本論文へのリンク

どうぞご覧ください。

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2024/2/9

【論文出版】妊娠中のオピオイド曝露と子供の神経発達障害に関する媒介分析

妊娠中のオピオイド曝露が、妊娠合併症、先天性奇形、新生児不良転帰を介して、子供の神経発達障害に及ぼす自然直接効果と同時自然間接効果を評価した研究が、American Journal of Epidemiologyに出版されました。本研究は、米国ロードアイランド州のデータを用いた調査で、ロードアイランド大学の研究者らとの共同研究です。

どうぞご覧ください。

Wang S, Puggioni G, Wu J, Meador KJ, Caffrey A, Wyss R, Slaughter JL, Suzuki E, Ward KE, Lewkowitz AK, Wen X.
Prenatal exposure to opioids and neurodevelopmental disorders in children: a Bayesian mediation analysis.
Am J Epidemiol. 2024;193(2):308–322. (doi: 10.1093/aje/kwad183)
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2024/2/8

【論文出版】日本人の飲酒行動に関する遺伝的構造の解明と食道がんリスク

日本人集団約17万6千人を対象とした遺伝子調査を実施した結果、ALDH2の遺伝子変異と組み合わさることで飲酒行動に影響を与える別の遺伝的要因が発見されました。さらに、本研究で同定された遺伝子領域の遺伝的要因の中には、ALDH2 の遺伝的な違いとの組み合わせにより、代表的な飲酒関連がんである食道がんのリスクをより高める要因となることがわかりました。

本研究成果は、アメリカ科学振興協会(AAAS)のオンライン科学雑誌Science Advancesに掲載されました。

どうぞご覧ください。

Koyanagi YN, Nakatochi M, Namba S, Oze I, Charvat H, Narita A, Kawaguchi T, Ikezaki H, Hishida A, Hara M, Takezaki T, Koyama T, Nakamura Y, Suzuki S, Katsuura-Kamano S, Kuriki K, Nakamura Y, Takeuchi K, Hozawa A, Kinoshita K, Sutoh Y, Tanno K, Shimizu A, Ito H, Kasugai Y, Kawakatsu Y, Taniyama Y, Tajika M, Shimizu Y, Suzuki E, Hosono Y, Imoto I, Tabara Y, Takahashi M, Setoh K, The BioBank Japan Project, Matsuda K, Nakano S, Goto A, Katagiri R, Yamaji T, Sawada N, Tsugane S, Wakai K, Yamamoto M, Sasaki M, Matsuda F, Okada Y, Iwasaki M, Brennan P, Matsuo K.
Genetic architecture of alcohol consumption identified by a genotype-stratified GWAS, and impact on esophageal cancer risk in Japanese.
Sci Adv. 2024;10(4):eade2780. (doi: 10.1126/sciadv.ade2780)
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【論文出版】眼科の木村先生らとの共著論文出版のお知らせ

眼科の木村先生らとの共同研究論文が、Japanese Journal of Ophthalmologyに出版されました。
どうぞご覧ください。

Kimura S, Hosokawa MM, Shiode Y, Matoba R, Kanzaki Y, Goto Y, Kanenaga K, Suzuki E, Morizane Y.
Accuracy of ultrasound vs. Fourier-domain optic biometry for measuring preoperative axial length in cases of rhegmatogenous retinal detachment.
Jpn J Ophthalmol. 2023;67(6):645–651. (doi: 10.1007/s10384-023-01018-2)
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