2022/12/31

岡山大学疫学・衛生学分野ニュース(新型コロナ)vol.3を発行しました

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野では、岡山県や岡山市等と協働で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策を進めています。これらの活動を通じての調査や分析などの研究情報を、いち早く社会の皆様にお届けするためのニュースレター「岡山大学疫学・衛生学分野ニュース(新型コロナ情報)」を発行しています。この度、vol.3(2023年1月4日)を発行しました。

岡山大学疫学・衛生学分野ニュースVol.3

どうぞご覧ください。

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2022/12/30

備前市新型コロナウイルス抗体検査事業・中間結果報告

 「備前市と国立大学法人岡山大学との連携・協力協定」のもと、備前市からの補助金(備前市新型コロナウイルス感染症抗体検査研究事業補助金)を受け、備前市に在住または市内に所在する団体に在籍する成人の方を対象として、新型コロナウイルス感染症の抗体検査を行っています。指先から少量の血液を採取することにより、個人の抗体価を2か月おきに測定し、抗体の経時的変化とその後の感染・発症・重症化との関連を評価することを目的にしています。

 今回、2回目までの抗体測定の結果を利用し、ワクチン接種と抗体の経時的変化の結果をとりまとめ、中間結果報告として参加者の方へ報告いたしました。結果の一部を下記に紹介しております。3回目、4回目ワクチン接種後の抗体の変動に関し、貴重な示唆を与えているかと考えます。



今後も、調査を継続し、結果をとりまとめていきたいと思います。
調査にご協力いただいている関係者の皆様、大変ありがとうございます。

実施窓口 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野
電話番号 086-235-7177
備前市担当 備前市保健福祉部保健課健康係 0869-64-1820

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2022/12/18

博士課程の試験概要

・学生募集要項や出願書類に関しては、研究科HPを参照してください。
 入学を希望する方は、学生募集要項をよくお読みいただいた上で、出願をしてください。

・但し、出願資格(*学生募集要項を要確認)を満たしていない方は、出願資格事前審査が事前に必要となります。
 早めの書類提出が必要となりますので、学生募集要項をよくご確認ください。

・なお、学生募集要項にも記載してありますが、出願を希望する方は、あらかじめ疫学・衛生学分野の指導教員と面談し、
 入学後の研究・教育について相談してください。

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試験概要

・学生募集要項や出願書類に関しては、研究科HPを参照してください。
 入学を希望する方は、学生募集要項をよくお読みいただいた上で、出願をしてください。

・但し、出願資格(*学生募集要項を要確認)を満たしていない方は、出願資格事前審査が事前に必要となります。
 早めの書類提出が必要となりますので、学生募集要項をよくご確認ください。

・なお、学生募集要項にも記載してありますが、公衆衛生学 (MPH) 学位プログラムへ出願を希望する方は、
 あらかじめ疫学・衛生学分野、又は公衆衛生学分野の指導教員と面談し、入学後の研究・教育について相談してください。

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2022/12/14

「水俣曼荼羅」自主上映会を開催いたします

 2023年3月19日(日)に原一男監督作品「水俣曼荼羅」の自主上映会を開催いたします。「水俣曼荼羅」は、6時間12分という長編のドキュメンタリー映画です。3部構成となっており、第1部「『病像論』を糾す」、第2部「時の堆積」、第3部「悶え神」と各部2時間前後に仕上げられています。水俣病の病像論への検討。また、小児性・胎児性患者さんの生活や恋愛について取り上げられており、水俣病患者の私生活に密着することで、患者さんの思いや日常生活が描かれています。
 岡山初、また水俣に次いで二番目の自主上映会となります。前売り券や申し込み予約は、2023年1月上旬から開始予定です。

 詳細や続報はこちらをご覧ください。

上映会詳細
日時:2023年3月19日(日) 10時半〜19時(10時開場)
   10:30~12:25 第1部
   12:25~13:15 昼休憩(50分)
   13:15~15:35 第2部 
   15:35~15:50 休憩(15分)
   15:50~17:50 第3部
   18:00~19:00 原一男監督を交えたトーク

場所:天神山文化プラザ1階ホール
   〒700-0814 岡山市北区天神町8-54

チケット販売ついて:2023年1月上旬から販売開始予定
 前売券 3600円
 当日券 3900円

実施:岡山自主上映会実行委員会
(お問合せ先: okayama.minamata【@】gmail.com)

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【論文出版】母親の喫煙への幼少期の曝露と小児期肥満との関連

21世紀出生児縦断調査(2001年出生児)のデータを活用し、生後6ヶ月時の母親の喫煙と7歳時の過体重または肥満との関連について検討しました。母が非喫煙者の子どもと比較すると、母が喫煙者の子どもの7歳時点の過体重または肥満のリスクは上昇しました。また、より多くのタバコを吸う場合や両親が喫煙者の場合は更にリスクの上昇が見られました。

Yamashita M, Yorifuji T, Matsumoto N, Kubo T, Tsukahara H.
Early childhood exposure to maternal smoking and obesity: A nationwide longitudinal survey in Japan
Clin Obes. 2022 Dec 12:e12572. doi: 10.1111/cob.12572. Online ahead of print.

→本論文へのリンク

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2022/12/12

【論文出版】総合内科学の萩谷先生らとの共著論文出版のお知らせ

総合内科学の萩谷先生らとの共著論文が出版されました。

Hagiya H, Nakano Y, Furukawa M, Sunada N, Hasegawa T, Sakurada Y, Hasegawa K, Yamamoto K, Ogawa H, Obara T, Ageta K, Matsumoto N, Matsuo R, Kadowaki T, Higashikage A, Hikita T, Yorifuji T, Toyooka S, Maeda Y, Yokokura Y, Otsuka F, Nakayama M.
Early-stage antibody kinetics after the third dose of BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccination measured by a point-of-care fingertip whole blood testing
Sci Rep. 2022 Nov 30;12(1):20628. doi: 10.1038/s41598-022-24464-3.

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【論文出版】小児期の睡眠と行動発達の関連

21世紀出生児縦断調査(2001年出生児)のデータを活用し、2.5歳時の夜間睡眠時間と5.5歳時の行動発達との関連について検討しました。夜間睡眠時間が短いと、特に多動性と衝動性に影響を及ぼし、夜間睡眠時間が不規則だと、年齢相応の行動全般ができないことを増加させました。

Yamauchi Y, Takao S, Matsumoto N, Yorifuji T.
Association of nighttime sleep with behaviors in Japanese early childhood
Pediatr Int. 2022 Jan;64(1):e15354. doi: 10.1111/ped.15354.

→本論文へのリンク

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【論文出版】岡山医療センターの若槻先生らとの共著論文出版のお知らせ

岡山医療センターの若槻先生らとの共著論文が出版されました。

Wakatsuki T, Mannami T, Furutachi S, Numoto H, Umekawa T, Mitsumune M, Sakaki T, Nagahara H, Fukumoto Y, Yorifuji T, Shimizu S.
Glasgow-Blatchford score combined with nasogastric aspirate as a new diagnostic algorithm for patients with nonvariceal upper gastrointestinal bleeding
DEN Open. 2022 Nov 14;3(1):e185. doi: 10.1002/deo2.185. eCollection 2023 Apr.

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【論文出版】日本における補完代替医療利用者の標準医療併用割合

国民生活基礎調査データを用いた補完代替医療利用者が標準医療をどの程度併用しているか調査した結果がJournal of Integrative and Complementary Medicineに掲載されました。年齢を説明変数とした場合、オッズ比(95%信用区間)は、女性が1.04(1.03-1.04)、男性が1.03(1.02-1.04)であり男女ともに高齢者は標準医療を併用する傾向がありました。また、2003年以降、標準医療の併用が増加していることが示唆されました。

Matsuki N, Suzuki E, Mitsuhashi T, Takao S, Yorifuji T.
Do Complementary and Alternative Medicine Users Also Use Conventional Medicine? A Repeated Cross-Sectional Study in Japan from 1995 to 2013. J Integr Complement Med. 2022 Nov 7. doi: 10.1089/jicm.2022.0631. Epub ahead of print. PMID: 36342955.

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