救命救急科の内藤先生らとの共著論文が出版されました。日本外傷データバンクのデータを用いて、救急搬送時間と外傷性心停止(TCA)の患者の生存率の関係を研究しました。到着時にTCAが持続していた患者の生存率はそうでない患者に比べて低く、特に搬送時間が15分を過ぎると急速に低下し、推定生存率は1%を下回りました。持続性TCA患者の蘇生終了を検討する際には、時間も一つの合理的な要因とすべきと考えられます。
Naito H, Yumoto T, Yorifuji T, Nojima T, Yamamoto H, Yamada T, Tsukahara K, Inaba M, Nishimura T, Uehara T, Nakao A.
Association between emergency medical service transport time and survival in patients with traumatic cardiac arrest: a Nationwide retrospective observational study.
BMC Emerg Med. 2021 Sep 16;21(1):104. doi: 10.1186/s12873-021-00499-z. PMID: 34530735; PMCID:PMC8447624.
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