2013/9/5

第25回国際環境疫学会(ISEE)年次総会(@バーゼル)レポート

スイスのバーゼルで2013年8月19日から23日に開催された第25回国際環境疫学会年次総会 (25th Annual Conference of the International Society for Environmental Epidemiology (ISEE)) に参加してきました。バーゼルは、毎年3月、4月頃にバーゼル・フェア(BASELWORLD、バーゼルワールド)という世界最大の宝飾と時計の見本市が開催される街としても有名です。総会は、そのバーゼル・フェアが開催される建物のすぐそばにあるCongress Center Baselで開かれました。

ISEEは、国際学術雑誌EPIDEMIOLOGYの母体となる国際学会であり、年次総会では、例年、環境保健を中心に幅広い分野の演題が発表されています。今回の総会では、70以上の国々から1800人を超える出席者が参加しました。総会期間中は、700の口頭発表、そして1200以上のポスター発表があり、活発な議論がなされました。疫学・衛生学分野が関与したものとして、以下の二演題の発表がありました。

Suzuki E, Kashima S, Kawachi I, Subramanian SV. The effects of varying social contexts on growing geographical inequalities in suicide in Japan: a multilevel analysis from 1975 to 2005.

Tsuda T, Yamamoto E, Suzuki E. Thyroid cancer under 18 in Fukushima, Japan.

なお、総会の抄録については、学術雑誌Environmental Health Perspectivesのウェブサイトで公開されています。

2014年の総会は、米国シアトルで開催される予定です。



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