2009/4/19

オセルタミビルと異常行動に関する論文掲載のお知らせ

オセルタミビルと異常行動に関する論文が、EpidemiologyのPublish Ahead of Printに掲載されました。本論文は、オセルタミビルと異常行動に関する大規模調査を行った厚生労働省研究班の研究における、中間報告での解析の間違いを指摘したBrief reportとなっています。中間報告の結果をもとに正しい解析を行うと、オセルタミビル内服により1.57倍異常行動が多発していました。

Oseltamivir and Abnormal Behaviors: True or Not?
Yorifuji T, Suzuki E, Tsuda T.
(Epidemiology. 2009 July;20(4):in press.)
本論文へのリンク(PubMed)

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2009/4/17

不平等が健康を損なう・増刷

 2004年に発刊の「不平等が健康を損なう」(カワチ教授他編著の”The Health of Nations”の訳本)ですが、ここに来て、再び増刷となりました。

カワチ教授に連絡したところ、昨年後半からの世界景気の失速で再度見直されているのではとのコメントでした。

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公衆衛生学的視点から見た水俣病に関する論文掲載のお知らせ

水俣病の歴史を公衆衛生学的視点より検討した論文が、Journal of Public Health Policyに掲載されました。本論文では、1956年に水俣病が公式発見され、1968年に原因工場からの排水停止・政府による公害認定がされるまでの12年の間で、いつ汚染を止めることができたのかを検討しています。それにより、今後同様な食中毒だけでなく、様々なアウトブレイクに対してどのように対処すべきかを投げかけた論文となっています。

Minamata disease: Catastrophic poisoning due to a failed public health response.
Tsuda T, Yorifuji T, Takao S, Miyai M, Babazono A.
(J Public Health Policy. 2009 Apr;30(1):54-67.)
本論文へのリンク(PubMed)

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2009/4/15

学部生・院生向け・産業保健職向け:推薦図書一覧

疫学・衛生学領域でどんなことを研究・実践しているのかを理解してもらうのは容易ではありません。

そこで、その理解の一助になればと推薦図書のリストを作成しています。

学部生向け    コチラ

修士向け     STEP1  STEP2  STEP3

博士向け     これから作成

産業保健職向け  STEP1  STEP2  STEP3

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2009/4/2

GISを利用した大気汚染モデルに関する論文掲載のお知らせ

GISを利用した大気汚染モデルに関する論文が、The Science of the total environmentに掲載されました。本研究では、交通由来の大気汚染物質をGISを利用し予測しました。日本でも二酸化窒素(NO2)を、モデル化できることを示しました。

Application of land use regression to regulatory air quality data in Japan.
Kashima S, Yorifuji T, Tsuda T, Doi H.
(Sci Total Environ. 2009 Apr 1;407(8):3055-62.)
本論文へのリンク(PubMed)

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