新型コロナ関連研究・活動

2023/1/28

【緊急】岡山県の医療を守るために、県民のみなさんと共有したいこと

岡山県内の医療が崩壊の危機に瀕しています。新型コロナ感染者の増加により、医療・福祉領域は極度にひっ迫しており、救える命が救えない状況になっています。救急搬送困難事案が増加し、通常医療の提供も困難になっています。あなたの大事な方が倒れても、必要な医療が受けられないかもしれません。医療ひっ迫を軽減し、岡山県の医療を守るために、県民のみなさんと共有したいことのチラシを、県内の感染症・医療専門家有志で作成しました。

チラシ:岡山県の医療を守るために、県民のみなさんと共有したいこと



また、県内の感染状況や医療の実際の状況をお伝えする動画を作成しております。医療現場の生の声を聴く事ができます。是非ご覧ください。
動画紹介:医療ひっ迫と県民へのお願い

その他、Withコロナに向けた専門家の意見の動画も作成しております。5類移行の議論が行われていますが、参考になると思います。
動画紹介:医療ひっ迫と県民へのお願い

是非周りの方にもご紹介ください。

2023/1/21

モデルナ社オミクロン株対応2価ワクチン追加接種(4回目接種)後副反応調査(最終報告)を紹介しています

モデルナ社オミクロン株対応2価ワクチン追加接種(4回目接種)後副反応調査(最終報告)を紹介しています。詳しくは、下記ご覧ください。

新型コロナウイルスワクチン情報

2023/1/6

岡山大学疫学・衛生学分野ニュース(新型コロナ)vol.3を発行しました

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野では、岡山県や岡山市等と協働で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策を進めています。これらの活動を通じての調査や分析などの研究情報を、いち早く社会の皆様にお届けするためのニュースレター「岡山大学疫学・衛生学分野ニュース(新型コロナ情報)」を発行しています。この度、vol.3(2023年1月4日)を発行しました。

岡山大学疫学・衛生学分野ニュースVol.3

どうぞご覧ください。

2022/12/30

備前市新型コロナウイルス抗体検査事業・中間結果報告

 「備前市と国立大学法人岡山大学との連携・協力協定」のもと、備前市からの補助金(備前市新型コロナウイルス感染症抗体検査研究事業補助金)を受け、備前市に在住または市内に所在する団体に在籍する成人の方を対象として、新型コロナウイルス感染症の抗体検査を行っています。指先から少量の血液を採取することにより、個人の抗体価を2か月おきに測定し、抗体の経時的変化とその後の感染・発症・重症化との関連を評価することを目的にしています。

 今回、2回目までの抗体測定の結果を利用し、ワクチン接種と抗体の経時的変化の結果をとりまとめ、中間結果報告として参加者の方へ報告いたしました。結果の一部を下記に紹介しております。3回目、4回目ワクチン接種後の抗体の変動に関し、貴重な示唆を与えているかと考えます。



今後も、調査を継続し、結果をとりまとめていきたいと思います。
調査にご協力いただいている関係者の皆様、大変ありがとうございます。

実施窓口 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野
電話番号 086-235-7177
備前市担当 備前市保健福祉部保健課健康係 0869-64-1820

2023/4/5

【論文出版】岡山市の新型コロナウイルス感染症の各流行期における症状及び重症度の比較に関する記述分析研究

岡山市における新型コロナウイルス感染症の各流行期(第1波~第6波)の症状及び重症度の違いについて記述分析を行いました。症状の違いについては、第5波では第3~4波と比較して全身症状や消化器症状が多くみられ、第6波では咽頭痛などの上気道症状が多くみられました。重症度についても各流行期において大きな違いがみられ、第1~2波では最も重症化割合が高く、徐々に重症化割合は低下傾向を認めました。特に、第5波、第6波に関してはワクチン接種状況による重症度に大きな違いがみられ、ワクチン接種により重症化は低下傾向を認めました。

松尾瑠美,松本尚美,門脇知花,三橋利晴,高尾総司,頼藤貴志
岡山市の新型コロナウイルス感染症の各流行期における症状及び重症度の比較に関する記述分析研究
岡山医学会雑誌 第134巻 December 2022, pp. 160-165

→本論文へのリンク
どうぞご覧ください。

2022/11/7

【論文出版】5~11歳小児用ファイザー社ワクチン(BNT162b2)の副反応

岡山県内の協力医療機関において小児用ファイザー社ワクチンの副反応調査を行った結果がJournal of Epidemiologyに掲載されました。小児用BNT162b2の全身性副反応の頻度は成人調査と比較して約1/3程度と低く、2回目接種後に発熱を認めたのは11.6%でした

Matsumoto N, Shimizu J, Yokoyama Y, Tsukahara H, Yorifuji T.
Adverse Reactions and Attitudes toward the BNT162b2 Covid-19 Vaccine in Children 5 to 11 Years of Age in Japan
Journal of Epidemiology, October 29, 2022. doi.org/10.2188/jea.JE20220265 Online ahead of print.

→本論文へのリンク

どうぞご覧ください。

2022/10/5

岡山大学医学部医学科ホームカミングデイ2022を開催します!

開催日時:2022年10月22日(土)13:30-17:00                               

「岡山大学医学部医学科ホームカミングデイ2022」を10月22日(土)に岡山大学鹿田キャンパスJホールで開催いたします。本学の同窓生、在学生、教職員・OB、高校生、一般の皆様どなたでもご参加いただけます。

本イベントのテーマ「岡山大学医学部医学科の近況を識る」のとおり、是非岡山大学医学部医学科の近況に触れ、岡山大学医学部医学科を識ってください!
また、「新型コロナウイルス感染症を振り返る」という題にて、県内の新型コロナウイルス感染症を振り返り、今後を考える講演とパネルディスカッションを行います。

ご参加いただくためには、事前登録が必要です。先着150名でお申し込みを終了いたします。詳細は下記医学科HPより、ご確認ください。

岡山大学医学部医学科HPへ

2022/10/3

【論文出版】COVID-19パンデミック中の呼吸器ウイルス感染症減少が小児喘息発症に与えた影響

COVID-19パンデミックの前後5年間の月別新規喘息診断症例数を,日本の多施設共同電子カルテデータベースを用いて分断時系列デザインで比較した研究報告が、JACI: in practiceに掲載されました。小児アトピー性皮膚炎と比較して、小児喘息の新規診断はパンデミック後に有意に減少していました。このトレンドは、呼吸器合胞体ウイルスやライノウイルスの流行状況と類似しています。本研究は、呼吸器ウイルス感染と小児喘息発症の関連を疫学的に示唆するものです。

Matsumoto N, Kadowaki T, Takanaga S, Ikeda M, Yorifuji T.
Impact of COVID-19 pandemic-associated reduction in respiratory viral infections on childhood asthma onset in Japan.
The Journal of Allergy and Clinical Immunology: In Practice (2022), doi: https://doi.org/10.1016/
j.jaip.2022.09.024.

→本論文へのリンク


どうぞご覧ください。

2022/10/3

【論文出版】ファイザー社ワクチン(BNT162b2) 3回目接種後の発熱と抗体価上昇の関連

岡山大学病院で BNT162b2の3回目の投与を受けた62人の医療従事者を対象に、ワクチン接種後の発熱の有無と抗体価上昇の関連を、混合効果モデルとロバストな分散を伴うポアソン回帰を用いて検討した研究が出版されました。発熱群では接種後早期に抗体価が高くなる傾向がみられたものの、接種1、2カ月後には有意差を認めませんでした。ワクチン接種後の発熱は、血清抗体価の持続的な上昇を予測しないことを示唆しています。

Matsumoto N, Hagiya H, Nakayama M, Furukawa M, Mitsuhashi T, Takao S, Otsuka F, Yorifuji T.
Examining the association between vaccine reactogenicity and antibody titer dynamics after the third dose of BNT162b2 vaccine using a mixed-effects model.
J Infect Chemother. 2022 Sep 19:S1341-321X(22)00269-0. doi: 10.1016/j.jiac.2022.09.012. Epub ahead of print.

→本論文へのリンク

どうぞご覧ください。

2022/9/5

【論文出版】武田/モデルナ社ワクチン(COVID-19 ワクチンモデルナ)3回目接種後の発熱と抗体価上昇の関連

岡山大学拠点接種で武田/モデルナ社ワクチン(COVID-19 ワクチンモデルナ)3回目接種を受けた志願者49名を対象に、ワクチン接種後の発熱の有無と抗体価上昇の関連を、混合効果モデルとロバストな誤差分散を伴うポアソン回帰モデルを用いて検討した研究が出版されました。接種後1週間の抗体価上昇は接種後発熱群で早くなっていましたが、接種1か月後の抗体価は接種後発熱群と非発熱群で有意差が無く、ワクチン接種後の発熱の有無は臨床的に大きな意味を持たない可能性があると示唆されました。

Matsumoto N, Kadowaki T, Matsuo R, Sasaki A, Miyaji C, Higuchi C, Nakayama M, Sakurada Y, Hagiya H, Takao S, Otsuka F, Yorifuji T.
Association between fever and antibody titer trends after a third dose of the mRNA-1273 vaccine.
J Epidemiol. 2022 Aug 27. doi: 10.2188/jea.JE20220210. Online ahead of print.
→本論文へのリンク

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