―「岡山県内における新型コロナウイルス感染症に関する分析」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学病院
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
新型コロナウイルス感染症:COVID-19(Coronavirus disease 2019)は、世界的に感染が急速に拡大し、いまだ感染の流行は終息には至っていません。国内では、感染の流行状況に伴い様々な対策が取られました。ワクチンや治療薬も導入され、一定の効果があったと評価されていますが、日本国内における新型コロナウイルス感染症に関する研究は、海外と比較してまだ少なく、予防や治療方法に焦点を当てた検証は十分とはいえません。本研究は、岡山県が集積した新型コロナウイルス感染症に関連したデータを用いて、陽性者の特徴やリスク因子を明らかにするとともに、ワクチン接種や治療薬の導入の効果について検証することを目的としています。2) 研究対象者
2020年1月1日~2022年3月31日までに岡山県に発生届のあった新型コロナウイルス感染症陽性の方を対象にします。3) 研究期間
倫理審査委員会承認後~2026年3月31日4) 研究方法
2020年1月1日~2022年3月31日までに岡山県に発生届のあった新型コロナウイルス感染症陽性の方を対象に、属性による特徴やリスク因子を明らかにするとともに、ワクチン接種や治療薬の導入による効果について調べます。5)使用する情報
この研究に使用する情報として、岡山県の発生届の内容から以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し使用します。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。性別、年齢、年代、居住区、発症日、検体採取日、診断日、発症日の症状、職業、療養先(自宅療養、 宿泊療養、入院)、身長、体重、BMI、基礎疾患(心疾患、高血圧症、糖尿病など)、妊娠(週数)、アレルギー、喫煙、推定感染源、他事例との関連、ワクチン接種歴(回数と接種日)、ウイルスの遺伝 子情報(変異株など)、入院日、治療開始日、解熱日、退院日、隔離解除日、症状(体温、SPO2、呼吸 器症状、肺炎像)、治療内容と副作用、酸素投与、重症度、予後
6) 試料・情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬総合研究科頼 藤研究室内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。7) 研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。<問い合わせ・連絡先>
岡山大学大学院医歯薬総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7170(平日:9時~18時)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
主管機関名 岡山大学
研究代表者 岡山大学大学院医歯薬総合研究科 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座
疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
情報の提供のみを行う機関 岡山県保健福祉部