2024/11/15
1970年11月~12月に熊本大学実施の神経学的・精神医学的診察に参加された方およびそのご家族の方へ
―「胎児期・小児期メチル水銀曝露と認知機能の関係」研究へご協力のお願い―
研究機関名およびその長の氏名:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 研究科長 成瀬 恵治
研究責任者:岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
水俣病についてはこれまで、重度な神経症状を持つ胎児性水俣病患者の方の研究は多くなされてきましたが、胎児期・小児期に低~中濃度のメチル水銀に曝露された方の健康影響についてはあまり注目されてきていません。
今回の研究では、胎児期・小児期メチル水銀曝露と認知機能の関係について実態の一部を明らかにすることを目的として、1970年当時、熊本大学が「精神遅延の臨床疫学的研究」として実施した神経学的・精神医学的診察の結果を再検証します。
2) 研究対象者
1970年11月~12月に熊本大学が実施した神経学的・精神医学的診察に参加された方431人を研究対象とします。
3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2026年3月31日
情報の利用開始予定日:研究機関の長の許可日から1週間後
4) 研究方法
1970年11月~12月に実施された神経学的・精神医学的診察の結果の一部を入手します。水俣病多発地域を校区とするA中学校を居住地区で「汚染濃厚地区(月の浦、湯堂、茂道)群」と「その他の地区群」に分け、メチル水銀の汚染が少なかった地区にあるB中学校を「非曝露地区」として、3つの地区の間で認知テストの結果の比較を行います。
5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、1970年11月~12月に実施された神経学的・精神医学的診察の結果から以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報取得しません。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
・性別、1970年当時の学年、出生地域、知能偏差値の得点
6) 情報の保存
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野 賴藤研究室で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。
7) 研究資金と利益相反
この研究は、研究責任者の研究費(「科学研究費助成事業」基盤研究(C)分担金)を用いて実施します。
この研究に関して利害関係が想定される企業等で研究責任者や分担者あるいはその家族が活動して収入を得ているようなことはありません。
8)研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。
<研究についての問い合わせ連絡先>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7173 (平日 9時〜18時)
<研究組織>
既存情報の提供のみを行う機関
水俣協立病院 院長 重岡 伸一
名誉院長 藤野 糺
<研究への情報の利用を拒否する場合の連絡先>
水俣協立病院
担当者:看護師長 松本 幸美
電話:0966-63-1704
(月・金/9:00~19:00 火・木/9:00~17:00 水・土/9:00~12:00)
2024/7/3
吉備中央町において特定健康診査・後期高齢者健康診査・出生届を受けられた方およびそのご家族の方へ
―「既存データを用いた吉備中央町における有機フッ素化合物による健康影響調査」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤貴志
1) 研究の背景および目的
PFASという有機フッ素化合物は、世界中で広く使われています。さまざまな産業や製品に利用されていますが、一部のPFASは体内に蓄積され、健康に影響を及ぼす可能性があります。肝機能や脂質異常、がん、免疫や内分泌系の問題、妊娠時の合併症や早産といった問題が指摘されていますが、これについてはまだ多くの研究が必要です。日本でも、PFASの血液中の濃度や母体・母乳中の検査は行われていますが、その影響についての具体的な報告はあまりありません。今回の研究では、吉備中央町の円城浄水場でPFASが基準値を超えていたことを受け、その水を利用している地域住民の健康にどのような影響があるかを評価します。
そのために、吉備中央町の2013年度から2022年度の特定健康診査・後期高齢者健康診査を受診された方のデータ、および2013年4月から2023年9月に出生された方のデータを取得し、肝機能や脂質異常、早産・低出生体重児の割合を調査します。
2) 研究対象者
2013年度から2022年度に吉備中央町において特定健康診査・後期高齢者健康診査を受けられた方で、分析対象となる血液検査項目に関するデータに欠損のない方1800名と、2013年4月~2023年9月に吉備中央町において出生した方500名を研究対象とします。
3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2029年5月末日
情報の利用開始予定日:倫理審査委員会承認後から1週間後
4) 研究方法
吉備中央町の住民の方を対象に、2013年度から2022年度の特定健康診査・後期高齢者健康診査結果と2013年4月から2023年9月の出生届のデータを使用して、円城浄水場からの水道の供給を受けていた地区に居住する住民(「円城地区」)とそれ以外の地区に居住する住民(「それ以外の地区」)での比較を行い、円城浄水場の水を摂取することにより健康影響が引き起こされているかを調べます。
5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、吉備中央町特定健康診査と後期高齢者健康診査、出生届から以下の情報を抽出し使用させていただきます。データは、吉備中央町保健課にて、既に氏名などのあなたを直ちに特定できる情報は削除され、個人が特定できない状態で岡山大学に提供されています。また、あなたの情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
特定健康診査・後期高齢者健康診査
宛名番号、住民区分、生年月日、性別、健診受診日、既往歴、自覚症状、身体計測(BMI)、血中脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、nonHDL、LDLコレステロール)、肝機能検査(GOT、GPT、γ‐GTP)
出生届
宛名番号、住所、生年月日、性別、出生時体重、妊娠週数、父母の生年月日、住民区分、住民になった異動日
6) 情報の保存
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科賴藤研究室で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。また、本研究で得られた情報を将来の研究に用いる可能性はありません。
7) 研究資金と利益相反
この研究は、研究責任者が所属する教室の運営費交付金を用いて行います。また、この研究に関して利害関係が想定される企業などで研究責任者や分担者あるいはその家族が活動して収入を得ているようなことはありません。
8)研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野
教授 賴藤 貴志
<研究組織>
既存情報の提供のみを行う機関 吉備中央町 保健課 課長 塚田 恵子
2024/7/22
2016年熊本地震において救護所で鍼灸施術を受けられた方およびそのご家族の方へ
―「熊本地震被災地の救護所における鍼灸施術に関する検討」へご協力のお願い―
研究機関名:岡山大学
研究責任者:岡山大学 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
熊本地震は、2016年4月14日と16日未明に震度7の地震が相次いで発生し、その後も熊本県・大分県で有感地震が多発しました。特定非営利活動法人アムダ:AMDAは、前震発生直後から救護所を設置し、いち早く診療活動を開始し、またAMDAは2011年の東日本大震災より鍼灸施術を緊急医療支援活動に導入しており、熊本地震でも熊本県益城町立広安小学校内保健室、熊本地震支援テント村、シルバーピアさくら樹の3カ所に設置した救護所において提供されました。
今回の研究は、災害時に救護所で鍼灸施術を受療された方を対象に、被災地の救護所における鍼灸施術がどのような症状を持つ方に利用されたかを集計し、この結果から将来発生が予想される地震に対する備えとなる知見を提供することを目的としています。
2) 研究対象者
2016年4月15日から7月14日まで熊本県益城町広安小学校、熊本地震支援テント村、シルバーピアさくら樹の3カ所のAMDA救護所に設置された鍼灸施術施設を受療した全ての患者さんを対象とします。
3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2025年3月31日
情報の利用開始予定日:研究機関の長の許可日から1週間後
4) 研究方法
AMDA救護所に設置された鍼灸施術施設にて回答して頂いた質問紙を電子化し、疾患や受診形態の変化について取りまとめを行います。
5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、鍼灸施術施設にて回答して頂いた質問紙を使用させて頂きますが、氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し使用します。また、あなたの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
6) 試料・情報の保存
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学疫学・衛生学分野および共同研究機関で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。
7) 研究資金と利益相反
この研究は特段の費用を要しないため特定の研究資金は用いません。
この研究に関して利害関係が想定される企業等で研究責任者や分担者あるいはその家族が活動して収入を得ているようなことはありません。
8)研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
また、この研究における個人情報の開示は、あなたが希望される場合にのみ行います。あなたの同意により、ご家族等(父母(親権者)、配偶者、成人の子又は兄弟姉妹等、後見人、保佐人)を交えてお知らせすることもできます。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者さんに不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・研究への利用を拒否する場合の連絡先>
岡山大学 疫学・衛生学分野
氏名:松木 宣嘉
電話:086-235-7173
<研究組織>
主管機関名 岡山大学
研究代表者 岡山大学 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志
共同研究機関
特定非営利活動法人アムダ:AMDA 難波妙
2024/5/17
岡山市にて幼児健診、産婦健診を受診された方およびそのご家族の方へ
―「岡山市の幼児健診及び産婦健診における新型コロナウイルス感染症の影響に関する分析」
へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
新型コロナウイルス感染症ならびにその感染症対策の影響として、行動制限による人との交流の減少など、子どもの発達への影響や産後うつの増加が懸念されていますが、実態についての研究報告は十分ではありません。本研究は岡山市保健所からの委託を受けて、岡山市における幼児健診及び産婦健診のデータを用いて、幼児の発達や発育に関する指標(言語発達、肥満など)や産後うつの割合等について経時的な変化をみることで、新型コロナウイルス感染症の影響について現状を分析し、関連するリスクを検討することで、疫学的な知見を提供することを目的としています。
2) 研究対象者
2014年4月1日~2024年3月31日(予定)に岡山市にて幼児健診(1歳6か月児健診、3歳児健診)を受診した方(約11万名)、また2019年4月1日~2024年3月31日(予定)に岡山市にて産婦健診を受診した方(約2万5,000名)を研究対象とします。
3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2026年3月31日
4) 研究方法
岡山市にて1歳6か月児健診もしくは3歳児健診を受診した児を対象とし、言語発達要観察継続児の割合や肥満等の各種発育発達指標を時系列で記述し、新型コロナウイルス感染症発生後の変化について分析します。また、産後うつについては、産後のEPDS (エジンバラ産後うつ病質問票:Edinburgh Postnatal Depression Scale)合計点数が、30点中9点以上もしくは質問10番が1点以上を陽性とし、EPDS陽性者の割合を時系列で記述し、新型コロナウイルス感染症発生後の変化について分析する予定です。また、関連するリスク要因等についても検討を行う予定です。
5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、以下の情報を使用させていただきます。データは、岡山保健所にて、既に氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除され、個人が特定できない状態になっています。
1)幼児健診(1歳6か月児健診、3歳児健診)受診者の情報:性別、年齢、既往歴、育児環境、発達状況など
2)産婦健診受診者の情報:母年齢、妊娠届時の情報、出生順位、EPDS (エジンバラ産後うつ病質問票:Edinburgh Postnatal Depression Scale)合計点数など
6) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学衛生学分野内で保存させていただきます。電子情報は、パスワード等で制御されたコンピューターに保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。
7) 研究計画書および個人情報の開示
ご本人のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
この研究は氏名、生年月日など個人を直ちに特定できるデータをわからない形にして、論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人の方(ご家族の方等も拒否を申し出ることが出来る場合があります。詳細については下記の連絡先にお問い合わせください。)にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。ただし、すでにデータが解析され、個人を特定できない場合は情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
研究内容について、分かりにくい点やご質問等がありましたら下記の連絡先まで遠慮なくお問い合わせください。
<問い合わせ・研究への利用を拒否する場合の連絡先>
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7170(平日:9時~18時)
2023/6/26
2009年1月1日~2023年3月31日の間に岡山市において救急搬送された方及びそのご家族の方へ
―「岡山市における救急搬送の現状と要因に関する研究」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
研究機関長 研究科長 成瀬 恵治
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 教授 賴藤貴志
1.研究の概要
1) 研究の背景および目的
様々な疾病による救急搬送は、種々の環境要因の影響を受けています。私たちは、以前、2006年から2010年に岡山市内において救急搬送された方を対象として、大気汚染物質(浮遊粒子状物質)、黄砂、気温による救急搬送への影響について調査しました。その結果、大気汚染濃度が上昇すると循環器系や呼吸器系による救急搬送が増加しているということが分かりました。今回その研究から約10年経ち、大気汚染物質でもより粒の細かい微小粒子状物質(PM2.5)が測定され始めたこと、また岡山市でも被害の大きかった2018年の豪雨災害、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、再度下記目的を達成するための研究を計画しました。
岡山市消防局救急課における救急搬送記録に基づき、岡山市において2009年1月~2023年3月に救急搬送された全ての方を対象として、救急搬送記録のデータを取得し、救急搬送の現状について調査します。また、大気汚染、黄砂、気温、災害、地域性、新型コロナウイルス感染症などの環境要因が、救急搬送(内因性救急搬送、循環器救急搬送、呼吸器救急搬送、自損行為などによる救急搬送)に及ぼす影響を検討することで、病気にかかる危険性の高い集団を特定することを目的としています。
2) 予想される医学上の貢献及び研究の意義
救急搬送の危険性を増加させる要因を検討し、評価することで、効果的な救急搬送の予防対策を講じることができる可能性があります。
2.研究の方法
1) 研究対象者
2009年1月1日~2023年3月31日の間に岡山市において救急搬送された方約29万名を研究対象とします。
2) 研究期間
2020年3月開催の倫理委員会承認後~2025年3月31日
3) 研究方法
2009年1月1日~2023年3月31日の間に岡山市において救急搬送された方を対象に、救急搬送の現状を分析し、病気がどのような環境要因により引き起こされるのかを調べます。
4) 使用する情報
この研究に使用する情報として、岡山市救急搬送記録から以下の情報を抽出し使用させていただきます。データは、岡山市消防局警防部救急課にて、既に氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除され、個人が特定できない状態になっています。また、あなたの情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
岡山市救急搬送記録における項目
覚知日時・曜日・祝祭日・搬送区分・年号・性別・発生場所(町名)町名一覧・現場到着日時・患者接触日時・最終病院到着日時・年齢・居住区分・発生場所・発生箇所・受傷形態・傷病名(大・中・小分類・コード・名称)・傷病程度・既往歴・特定行為(処置)・未処置内容・指示病院・心電図波形・容態 意識・瞳孔所見・呼吸・SpO2(%)・脈拍・体温℃・市民応急手当(実施内容・実施者)・心拍再開・心拍再開時刻・目撃情報・目撃者・バイスタンダーCPR・CPR開始時刻・初回波形・心原性・非心原性・除細動実施・気道確保器具使用・静脈確保実施・除細動施行回数・薬剤投与実施(投与回数・実施時刻1回目)・発症1ヶ月後・脳機能カテゴリ(CPC)・全機能カテゴリ(OPC)・1ケ月後予後回答・事故種別・学区・入電日時・搬送開始日時・距離(出動~病院)・交渉開始日時・病院決定日時・搬送開始日時~最終病院到着日時(分)・交渉回数・国籍・収容医療機関・同乗者・通報手段(携帯電話・固定電話など)・発生した住居の階層・バイスタンダーAED実施者(性別・続柄・年齢)
ウツタイン関係に関する項目
応急手当実施者・バイスタンダー・予後調査・非心原性区分・特定行為(処置)・脳機能分類(CPC)・全身機能分類(OPC)
5) 外部への情報の提供
この研究に使用する情報は、以下の共同研究機関に提供させていただきます。提供の際、氏名、生年月
日などのあなたを直ちに特定できる情報は削除し、提供させていただきます。
広島大学大学院先進理工科学研究科
6) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科頼藤研究室で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。また、本研究で得られた情報を将来の研究に用いる可能性はありません。
7) 研究計画書および個人情報の開示
あなたのご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
この研究は氏名、生年月日などのあなたを直ちに特定できるデータをわからない形にして、学会や論文で発表しますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、あなたの情報が研究に使用されることについて、あなたもしくは代理人(配偶者、父母、兄弟姉妹、子・孫、祖父母、同居の親族又はそれら近親者に準ずると考えられる者(未成年者を除く。))の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2023年8月31日までの間に下記の連絡先までお申し出ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学学術研究院医歯薬学域 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座 疫学・衛生学分野
教授 賴藤 貴志
連絡先:086-235-7173 (平日9:00~18:00)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
研究代表機関名 岡山大学
研究代表責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座
疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
共同研究機関 広島大学大学院先進理工科学研究科 准教授 鹿嶋 小緒里
情報の提供のみを行う機関 岡山市消防局 警防部 救急課 課長補佐 日下 靖也
2023/6/19
小児及び乳幼児用新型コロナウイルスワクチンを接種した児の保護者を対象とした岡山県のアンケートに回答された方へ
「岡山県小児新型コロナウイルスワクチン接種後副反応調査・岡山県乳幼児新型コロナウイルスワクチン接種後副反応調査に関する分析」へご協力のお願い
研究機関名 岡山大学病院
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
新型コロナワクチンの感染拡大を抑制するため、新型コロナのワクチン接種を推進することは重要な課題となっていますが、国内の小児及び乳幼児を対象とした副反応に関する研究は十分ではありません。本研究では、岡山県が岡山県内の協力医療機関でファイザー社製小児用ワクチン及びファイザー社製乳幼児用ワクチンを接種したお子様の保護者の方を対象に行ったアンケート調査の結果を詳細に検討することで、小児及び乳幼児の新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応に関する疫学的な知見を提供することを目的としています。
2) 研究対象者
2022年3月12日から2022年6月9日の間に、岡山県が実施した「小児ワクチン接種後副反応調査」に回答された保護者の方1288人及び2022年11月11日から2023年5月2日の間に、岡山県が実施した「乳幼児ワクチン接種後副反応調査」に回答された保護者の方515人を研究対象とします。
3) 研究期間
倫理委員会承認後~2024年3月31日
4) 研究方法
岡山県内の協力医療機関で、ファイザー社製小児用ワクチン及びファイザー社製乳幼児用ワクチンを接種したお子様の保護者の方を対象に行ったアンケートの調査結果をもとに、ワクチン接種後の副反応や副反応への対応、接種を受けることを決めた理由に関する分析を行います。
5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、アンケート結果から抽出した以下の情報のみを使用させていただきます。また、お子様の情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
・新型コロナワクチン接種日、ワクチンを接種した医療機関、新型コロナウイルスワクチン接種回、年齢、性別、身長、体重、基礎疾患、アレルギー歴、既往歴、新型コロナウイルス感染症の診断の有無
・接種後副反応、副反応への対応
・接種を受けることを決めた理由
6) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学衛生学分野内で保存させていただきます。電子情報は、パスワード等で制御されたコンピューターに保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行うことはありません。
7) 研究計画書および個人情報の開示
ご本人のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。この研究は氏名、生年月日などのお子様を直ちに特定できるデータをわからない形にして、論文で発表しますので、ご了解ください。
研究内容について、分かりにくい点やご質問等がありましたら下記の連絡先まで遠慮なくお問い合わせください。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7170(平日:9時~18時)
既存情報の提供のみを行う機関
岡山県保健医療部保健医療課ワクチン対策室県事業推進班 景山久美子
2023/1/27
備前市における新型コロナウイルス感染症の抗体検査にご参加いただいている方のうち、クラスターが発生した医療機関・施設等関係者の皆様およびそのご家族の方へ
―「新型コロナウイルス感染症の抗体価とクラスター発生に関する研究」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学病院
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
新型コロナウイルス感染症:COVID-19(Coronavirus disease 2019)の原因ウイルスであるSARS-CoV-2に対するワクチン接種により獲得した抗体価は、時間の経過とともに低下することがわかっています。
疫学・衛生学教室では、岡山県備前市に住民票があるまたは備前市内に所在する団体に在籍する人を対象に、SARS-CoV-2に対する抗体価測定を2022年6月1日~2023年3月31日まで実施し、抗体価の経時的変化とその後の感染・発症・重症化との関連、また予防効果について調査をしています。調査に参加いただいている医療機関・施設等のなかで、これまでに新型コロナウイルス感染症クラスターが発生した参加医療機関・施設等があることから、クラスター発生の感染状況を調査し、抗体価とクラスター発生の関連、また集団免疫の影響について検討することを目的としています。
2) 研究対象者
備前市における新型コロナウイルス感染症の抗体検査参加者のうち、研究期間中にクラスターが発生した医療機関・施設等関係者の方を研究対象とします。
3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2024年3月31日
4) 研究方法
備前市における新型コロナウイルス感染症の抗体検査参加者のうち、研究期間中にクラスターが発生した医療機関・施設等関係者を対象として、クラスターの発生状況を分析します。
5) 使用する情報
新型コロナウイルス感染症のクラスター発生に関連する情報、備前市における新型コロナウイルス感染症の抗体検査に関連した情報を使用させていただきます。
〇クラスター発生状況に関連する情報
医療機関・施設等の概要(職員数、利用者数、見取り図など)、初発患者確認日、クラスター認定日と収束日、陽性者(性別、生年月日)、施設内療養者、重症者、入院者、死亡者、感染状況、PCR検査結果、抗原検査結果
〇備前市における抗体検査に関連する情報
性別、生年月日、既往歴、現病歴、服薬の有無、ワクチン接種歴、ワクチン副反応、
罹患歴、濃厚接触者歴、飲酒歴、喫煙歴、抗体検査結果
個人を識別できる情報や施設名を削除した状態で、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野賴藤研究室にて、保管されます。また、情報が漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
6)情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野賴藤研究室内で保存させていただきます。電子情報の場合はパスワード等で制御されたコンピューターに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行う際は、倫理委員会にて承認を得ます。
7) 研究計画書および個人情報の開示
ご本人のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。内容についておわかりになりにくい点がありましたら、遠慮なく担当者にお尋ねください。
この研究は個人や施設名を特定できない形にして、学会や論文での発表、ホームページでの公開をしますので、ご了解ください。
この研究にご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。また、情報が研究に使用されることについて、ご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。この場合も皆様に不利益が生じることはありません。
<問い合わせ・連絡先>
備前市抗体検査プロジェクト 事務局
岡山県岡山市北区鹿田2-5-1 基礎研究棟7F 疫学・衛生学分野内
連絡先:086-235-7177 (平日9:00~17:00)
ファックス:086-235-7178
<研究組織>
主管機関名 岡山大学
研究代表者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 社会環境生命科学専攻 総合社会医科学講座
疫学・衛生学分野 教授 賴藤 貴志
情報の提供のみを行う機関 備前市における抗体検査に参加する医療機関・施設等
岡山県備前保健所 保健課
2022/9/5
小児新型コロナウイルスワクチンを接種した児の保護者を対象とした岡山県のアンケートに回答された方へ
―「岡山県小児新型コロナウイルスワクチン接種後副反応調査に関する分析」へご協力のお願い―
研究機関名 岡山大学病院
研究責任者 岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野 賴藤 貴志
1) 研究の背景および目的
新型コロナワクチンの感染拡大を抑制するため、新型コロナのワクチン接種を推進することは重要な課題となっていますが、国内の小児を対象とした副反応に関する研究は十分ではありません。
本研究では、岡山県が岡山県内の協力医療機関でファイザー社製小児用ワクチンを接種したお子様の保護者の方を対象に行ったアンケート調査の結果を詳細に検討することで、小児の新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応に関する疫学的な知見を提供することを目的としています。
2) 研究対象者
2022年3月12日から2022年6月9日の間に、岡山県が実施した「小児ワクチン接種後副反応調査」に回答された保護者の方1288人を研究対象とします。
3) 研究期間
倫理委員会承認後~2023年3月31日
4) 研究方法
岡山県内の協力医療機関でファイザー社製小児用ワクチンを接種したお子様の保護者の方を対象に行ったアンケートの調査結果をもとに、ワクチン接種後の副反応や副反応への対応、接種を受けることを決めた理由に関する分析を行います。
5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、アンケート結果から抽出した以下の情報のみを使用させていただきます。また、お子様の情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
・新型コロナワクチン接種日、ワクチンを接種した医療機関、新型コロナウイルスワクチン接種回、年齢、性別、身長、体重、基礎疾患、アレルギー歴、既往歴、新型コロナウイルス感染症の診断の有無
・接種後副反応、副反応への対応
・接種を受けることを決めた理由
6) 情報の保存、二次利用
この研究に使用した情報は、研究の中止または研究終了後5年間、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学衛生学分野内で保存させていただきます。電子情報は、パスワード等で制御されたコンピューターに保存します。なお、保存した情報を用いて新たな研究を行うことはありません。
7) 研究計画書および個人情報の開示
ご本人のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
この研究は氏名、生年月日などのお子様を直ちに特定できるデータをわからない形にして、論文で発表しますので、ご了解ください。
研究内容について、分かりにくい点やご質問等がありましたら下記の連絡先まで遠慮なくお問い合わせください。
<問い合わせ・連絡先>
岡山大学学術研究院医歯薬学域 疫学・衛生学分野
氏名:賴藤 貴志
電話:086-235-7173(平日:9時~18時)
既存情報の提供のみを行う機関
岡山県 保健福祉部 保健福祉課 ワクチン対策室 企画班 安部 保之