研究業績

2022/10/3

【論文出版】母乳育児と思春期肥満との関連

21世紀出生児縦断調査(2001年出生児)のデータを活用し、生後6ヶ月時の母乳育児と15歳時の過体重または肥満との関連について検討しました。完全母乳栄養で育った子供と比較すると、完全人工栄養で育った子供の15歳時の過体重または肥満のリスクは上昇しました。母乳育児による過体重または肥満の予防効果は、思春期まで持続する可能性が示唆されました。

Kadowaki T, Matsumoto N, Suzuki E, Mitsuhashi T, Takao S, Yorifuji T.
Breastfeeding at 6 months of age had a positive impact on overweight and obesity in Japanese adolescents at 15 years of age
Acta Paediatr. 2022 Sep 27. doi: 10.1111/apa.16551. Online ahead of print.

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2022/10/3

【論文出版】COVID-19パンデミック中の呼吸器ウイルス感染症減少が小児喘息発症に与えた影響

COVID-19パンデミックの前後5年間の月別新規喘息診断症例数を,日本の多施設共同電子カルテデータベースを用いて分断時系列デザインで比較した研究報告が、JACI: in practiceに掲載されました。小児アトピー性皮膚炎と比較して、小児喘息の新規診断はパンデミック後に有意に減少していました。このトレンドは、呼吸器合胞体ウイルスやライノウイルスの流行状況と類似しています。本研究は、呼吸器ウイルス感染と小児喘息発症の関連を疫学的に示唆するものです。

Matsumoto N, Kadowaki T, Takanaga S, Ikeda M, Yorifuji T.
Impact of COVID-19 pandemic-associated reduction in respiratory viral infections on childhood asthma onset in Japan.
The Journal of Allergy and Clinical Immunology: In Practice (2022), doi: https://doi.org/10.1016/
j.jaip.2022.09.024.

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2022/10/3

【論文出版】ファイザー社ワクチン(BNT162b2) 3回目接種後の発熱と抗体価上昇の関連

岡山大学病院で BNT162b2の3回目の投与を受けた62人の医療従事者を対象に、ワクチン接種後の発熱の有無と抗体価上昇の関連を、混合効果モデルとロバストな分散を伴うポアソン回帰を用いて検討した研究が出版されました。発熱群では接種後早期に抗体価が高くなる傾向がみられたものの、接種1、2カ月後には有意差を認めませんでした。ワクチン接種後の発熱は、血清抗体価の持続的な上昇を予測しないことを示唆しています。

Matsumoto N, Hagiya H, Nakayama M, Furukawa M, Mitsuhashi T, Takao S, Otsuka F, Yorifuji T.
Examining the association between vaccine reactogenicity and antibody titer dynamics after the third dose of BNT162b2 vaccine using a mixed-effects model.
J Infect Chemother. 2022 Sep 19:S1341-321X(22)00269-0. doi: 10.1016/j.jiac.2022.09.012. Epub ahead of print.

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2022/10/3

【論文出版】長崎大学有馬先生らとのルワンダにおける疫学研究の共著論文出版のお知らせ

長崎大学有馬先生らとのルワンダにおける疫学研究の共著論文出版が出版されました。

Arima H, Calliope AS, Fukuda H, Nzaramba T, Mukakarake MG, Wada T, Yorifuji T, Mutesa L, Yamamoto T.
Oral cleaning habits and the copy number of periodontal bacteria in pregnant women and its correlation with birth outcomes: an epidemiological study in Mibilizi, Rwanda
BMC Oral Health. 2022 Sep 26;22(1):428. doi: 10.1186/s12903-022-02443-4.

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2022/10/3

【論文出版】媒介分析における自然直接効果と制御直接効果

因果推論は、医学における重要な課題です。

媒介分析ではしばしば、自然直接効果と制御直接効果が用いられます。

この度、これらの因果効果について論じた論文が、International Journal of Epidemologyに出版されました。

Shrier I, Suzuki E.
The primary importance of the research question: implications for understanding natural versus controlled direct effects.
Int J Epidemiol. 2022;51(4):1041–1046. (doi: 10.1093/ije/dyac090)
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本論文によって、媒介分析の理解が深まることを期待します。

2022/10/3

【論文出版】新型コロナワクチンの3回目接種の効果に関して

新型コロナワクチンの3回目接種の効果に関して、岡山大学病院新医療研究開発センターの先生方との共同研究論文が出版されました。
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Hotta K, Suzuki E, Ichihara E, Kiura K.
Three doses of mRNA COVID-19 vaccine protects from SARS-CoV-2 infections in Japan.
J Intern Med. 2022;292(4):687–689. (doi: 10.1111/joim.13526)
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2022/10/3

【論文出版】子宮頸部扁平上皮癌に対する放射線治療に関して

子宮頸部扁平上皮癌に対する放射線治療に関して、放射線科の先生方との共同研究論文が出版されました。
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Yoshio K, Ihara H, Okamoto K, Suzuki E, Ogata T, Sugiyama S, Nakamura K, Nagao S, Masuyama H, Hiraki T.
Tumor size before image-guided brachytherapy is an important factor of local control after radiotherapy for cervical squamous cell carcinoma: analysis in cases using central shielding.
J Radiat Res. 2022;63(5):772–779. (doi: 10.1093/jrr/rrac040).
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2022/9/23

【論文出版】精神神経病態学教室の樋之津健二先生、高木学先生らとの非定型精神病とNMDARに関する研究

この度、精神神経病態学教室の樋之津健二先生、高木学先生らとの精神症状を伴う抗NMDAR脳炎の発見率を高めるために非定型精神病の診断基準が有用であるかどうかを検討した論文がSchizophrenia Researchに掲載されました。

Hinotsu K, Miyaji C, Yada Y, Kawai H, Sakamoto S, Okahisa Y, Tsutsui K, Kanbayashi T, Tanaka K, Takao S, Kishi Y, Takaki M, Yamada N
The validity of atypical psychosis diagnostic criteria to detect anti-NMDA receptor encephalitis with psychiatric symptoms
Schizophr Res. 2022 Sep 18; 248: 292-299. doi: 10.1016/j.schres.2022.08.024.Online ahead of print.

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2022/9/23

【論文出版】豪雨・洪水被災者におけるソーシャル・キャピタルとPTSDの関連

この度、ソーシャル・キャピタルと豪雨・洪水被災者のPTSDとの関連を検討した原著論文がActa Medica Okayamaに出版されました。

Miyaji C, Takao S, Noguchi M, Okazaki T, Sato S, Yorifuji T
Social Capital and Post-traumatic Stress Disorder among Heavy Rainfall and Flood Victims in Japan
Acta Medica Okayama, 2022; 76(4): 439-446
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2022/9/16

【論文出版】丹田呼吸による便秘改善効果の検討:層化ブロック無作為化比較試験

この度、便秘症状有症者を対象として丹田呼吸による便秘改善効果を検討した原著論文が、Acta Medica Okayamaに出版されました。

Habu H, Mitsuhashi T, Tokinobu A , Yorifuji T, and Takao S
Effect of Tanden Breathing on Constipation: A Randomized Controlled Trial
Acta Medica Okayama. 2022; 76(4): 391-398.
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