研究業績

2022/3/30

【論文出版】大学拠点接種における2回目のmRNA-1273接種後の副作用と接種に対する考え方の報告

Googleフォームを使用して、岡山大学拠点接種におけるmRNA-1273接種1か月後の副反応と接種に対する考え方を調査した報告が、Global Health and Medicineに掲載されました。

Naomi M, Chigusa H, Toshiharu M, Hideharu H, Soshi T, Takashi Y.
Adverse reactions and attitudes toward vaccines among young populations one month after receiving a second dose of mRNA-1273 in Japan
Global Health & Medicine. https://doi.org/10.35772/ghm.2021.01125. Advance online publication. 2022 Mar 5.

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2022/3/30

【論文出版】救命救急科の内藤宏道先生らとの防水機能つき医療用ガウンに関する報告

COVID19対応に必要なPPEのうち防水機能つき医療用ガウンを洗って使用すれば、使い捨てのガウンが不足したときに、費用面・ECOという点で有利な可能性があるという報告(Opinion)がJMA journalに掲載されました。

Naito H, Tsukahara K, Takao S, Yorifuji T, Nakao A.
Reusable Medical Isolation Gowns with a Liquid Barrier: Washing Gowns in the Coronavirus Disease 2019 Pandemic Era?
JMA J. 2022 Jan 17;5(1):107-108. doi: 10.31662/jmaj.2021-0075. Epub 2021 Dec 15.

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2022/3/30

【論文出版】インドにおける大気汚染の健康影響に関する研究

インドのDemographic Health Surveyデータを用いた、大気汚染の小児の健康影響に関する論文が出版されました。

Abudureyimu K, Suryadhi MAH, Yorifuji T, Tsuda T.
Exposure to fine particulate matter and acute upper- and lower-respiratory tract infections (AURI and ALRI) in children under five years of age in India
Arch Environ Occup Health. 2022 Mar 14:1-6. doi: 10.1080/19338244.2022.2047584. Online ahead of print.

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2022/3/30

【論文出版】JPHC Studyを用いた大気汚染の長期曝露による研究

国立がん研究センターの澤田先生らとの共著論文で、JPHC Studyを用いた大気汚染の長期曝露を評価した論文が出版されました。

Sawada N, Nakaya T, Kashima S, Yorifuji T, Hanibuchi T, Charvat H, Yamaji T, Iwasaki M, Inoue M, Iso H, Tsugane S.
Long-term exposure to fine particle matter and all-cause mortality and cause-specific mortality in Japan: the JPHC Study
BMC Public Health. 2022 Mar 8;22(1):466. doi: 10.1186/s12889-022-12829-2.

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2022/3/15

【論文出版】反事実モデルにおける交絡の一般的な説明とは?

因果推論は、医学における重要な課題です。

その際にしばしば直面するのは、交絡の問題です。

2020年に、オランダのマーストリヒト大学の研究者が、交絡に関する教育的論文をJournal of Clinical Epidemiologyに発表しました。

Bours MJL.
A nontechnical explanation of the counterfactual definition of confounding.
J Clin Epidemiol 2020;121:91-100. doi:10.1016/j.jclinepi.2020.01.021.
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この度、上記の論文を批判的に吟味したレターが、Journal of Clinical Epidemiologyに出版されました。

Suzuki E, Yamamoto M, Yamamoto E.
A general explanation of the counterfactual definition of confounding,
J Clin Epidemiol 2022: (In press). doi:10.1016/j.jclinepi.2022.02.002
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本レターでは、Bours (2020) を三つの観点から吟味しています。

  • 標的集団(target population)の重要性
  • 交絡の観念の重要性
  • Bours (2020) のアプローチの前提となっている強い仮定

これらの詳細は、2022年にJournal of Epidemiologyに出版された、以下の論文の理論的知見をもとに展開しています。

Suzuki E, Yamamoto M, Yamamoto E.
Exchangeability of measures of association before and after exposure status is flipped: its relationship with confounding in the counterfactual model.
J Epidemiol 2022: (In press). doi:10.2188/jea.JE20210352.
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上記の論文については、以前、当HPでも紹介しております。
紹介ページへのリンク

これらの研究によって、交絡の理解が深まることを期待します。

2022/2/19

【論文出版】救命救急科の田邉綾先生らとの共著論文出版のお知らせ

救命救急科の田邉綾先生らとの共著論文が出版されました。

Tanabe R, Hongo T, Mandai Y, Inaba M, Yorifuji T, Nakao A, Elmer J, Naito H.
Emotional Work Stress Reactions of Emergency Medical Technicians Involved in Transporting Out-of-Hospital Cardiac Arrest Patients with “Do Not Attempt Resuscitation” Orders
Resuscitation. 2022 Feb 7;S0300-9572(22)00030-2. doi: 10.1016/j.resuscitation.2022.01.028. Online ahead of print.

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2022/2/4

【論文出版】COVID-19のパンデミック感染状況下における東京五輪のCOVID-19の感染者数に対する影響について

東京五輪 (Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Games ) のCOVID-19の感染者数に対する因果効果をSynthetic Control Methodの解析手法を用いて評価しました。結果は東京五輪でCOVID-19感染者数がおそらく幾分か増えたと推測されました。感染症パンデミック状況下におけるビッグイベントの影響を考慮し、政策決定などに活かされることを期待します。



Norio Yamamoto, Toshiharu Mitsuhashi, Yuuki Tsuchihashi, Takashi Yorifuji

The Causal Effect of the Tokyo 2020 Olympic and Paralympic Games on the Number of COVID-19 Cases under COVID-19 Pandemic: An Ecological Study Using the Synthetic Control Method

J. Pers. Med. 2022, 12(2), 209; https://doi.org/10.3390/jpm12020209


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2022/1/29

【論文出版】反事実モデルにおける交絡に関して

因果推論は、医学における重要な課題です。

その際にしばしば直面するのは、交絡の問題です。

この度、曝露と非曝露を入れ替えた場合に関連指標の値が変わるか否かに基づくアプローチが、反事実モデルにおける交絡とどのような関係にあるかを論じた原著論文が、Journal of Epidemiologyに出版されました。

Suzuki E, Yamamoto M, Yamamoto E.
Exchangeability of measures of association before and after exposure status is flipped: its relationship with confounding in the counterfactual model.
J Epidemiol. 2022 (In press). (doi: 10.2188/jea.JE20210352)
本論文へのリンク

本論文の要旨は以下の通りです。

  • 対象集団で曝露と非曝露を入れ替えた場合に、関連指標の値が変わらないことがある。
  • 一般的に、曝露と非曝露を入れ替えた場合に関連指標の値が変わるときには、「分布交絡(confounding in distribution)」が常に存在する。
  • 一般的に、曝露と非曝露を入れ替えた場合に関連指標の値が変わるときには、「指標交絡(confounding in measure)」が存在するか否かは言えない。
  • 曝露と非曝露を入れ替えた場合に関連指標の値が変わらないとしても、分布交絡と指標交絡はいずれも存在し得る。
  • 本質的に、関連指標の値が変わるか否かに基づくアプローチは、交絡の定義を与えるものではない。

これらの知見は、交絡の観念を区別することの重要性を強調しています。

本研究によって、交絡の理解が深まることを期待します。

2022/1/29

【論文出版】脊髄動静脈シャントの罹患率と臨床的特徴

岡山県の中核施設による多施設共同の悉皆調査を行い、脊髄動静脈シャントの罹患率と臨床的特徴を検討した論文がJournal of Neurosurgery. Spineに出版されました。

Hiramatsu M, Ishibashi R, Suzuki E, Miyazaki Y, Murai S, Takai H, Takasugi Y, Yamaoka Y, Nishi K, Takahashi Y, Haruma J, Hishikawa T, Yasuhara T, Chin M, Matsubara S, Uno M, Tokunaga K, Sugiu K, Date I.
Incidence and clinical characteristics of spinal arteriovenous shunts: hospital-based surveillance in Okayama, Japan.
J Neurosurg Spine. (In press) (doi: 10.3171/2021.7.SPINE21233)
本論文へのリンク

2022/1/22

救命救急科の小原先生(写真左)が岡山県医師会学術奨励賞を受賞しました

救命救急科の小原先生(写真左)が岡山県医師会学術奨励賞を受賞しました
Int J Environ Res Public Health.に掲載された共著論文「Short or Irregular Sleep Duration in Early Childhood Increases Risk of Injury for Primary School-Age Children: A Nationwide Longitudinal Birth Cohort in Japan」が評価され、受賞されています。
おめでとうございます。

→受賞講演の情報へのリンク
→受賞論文に関する情報へのリンク

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