岡山大学疫学・衛生学分野と産婦人科が共同で実施した研究が欧州小児科学会誌に掲載されました。本研究では、日本産婦人科学会の周産期データベースと厚生労働省の21世紀出生児縦断調査をリンクすることで、体外受精で生まれたお子さんの9歳までの健康と発達を追跡しました。その結果、体外受精で出生したお子さんと自然妊娠で生まれたお子さんを比較して、ほとんどの健康・発達指標において有意な差を認めませんでした。単一胚移植が推奨される日本の生殖医療において、重要な知見を示した研究と言えます。
Matsumoto, N., Mitsui, T., Kadowaki, T. et al. In vitro fertilization and long-term child health and development: nationwide birth cohort study in Japan. Eur J Pediatr 184, 24 (2025). https://doi.org/10.1007/s00431-024-05883-y
→本論文へのリンク
どうぞご覧ください。
Matsumoto, N., Mitsui, T., Kadowaki, T. et al. In vitro fertilization and long-term child health and development: nationwide birth cohort study in Japan. Eur J Pediatr 184, 24 (2025). https://doi.org/10.1007/s00431-024-05883-y
→本論文へのリンク
どうぞご覧ください。